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全データ CSR活動報告アーカイブ | CSR(環境・社会) | 三井化学株式会社

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(1)

三井化学グループ

CSR

コミュニケーション

2011

(2)

三井化学グループのCSR 活動報告は、これまでWebサイトにおいて網羅的かつ詳細な内容をご報告し、 冊子はWebサイトの報告内容のポイントをまとめたダイジェスト版として編集してきました。

今年度においては、ステークホルダーの皆様へ最新の情報をお伝えしたいこと、よりアクセスのしやすさなどを考慮して、 Webサイトと冊子の役割を次のとおり見直しました。

CSR Communication 2011 目次

http://jp.mitsuichem.com/csr

三井化学グループの CSR 活動報告 2011 について

   トップメッセージ

   東日本大震災にともなう対応

  

特集

] 三井化学の現場力。

 

   

    製造の現場

――

“手応え”を知る運転員を育てる

   

    販売の現場

――

信頼を勝ち得る、製・販・研の一体化

   

    研究の現場

――

ひたむきな熱い思いが付加価値を生む

   “強み”を活かして、新たな成長軌道へ

   三井化学グループの事業分野と主な製品

   三井化学グループのグローバル展開

STORY 01 STORY 02 STORY 03

03

05

06

08

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18

Webサイトでは、三井化学グループのCSR活動報告の“本体”と位置付け、網羅的な内 容を詳細にご報告しています。また、従来以上にメリハリを付け、見やすさ、アクセスの容 易さなどに配慮して編集しています。Webサイトに是非アクセスの上、当社グループの 様々なCSR活動についてご覧いただければ幸いです。

主な報告項目は、次のとおりです。

WEBサイト

今年度の冊子(本誌)は、Webサイトのダイジェスト版ではなく、三井化学グループの取り 組みについて、とりわけ皆様にご覧いただきたい内容に絞ってご報告しています。特に、 化学メーカーである当社の基本となる“モノづくり”の観点から、特集を「製造・販売・研究」 の現場力を切り口にご紹介していますので、是非お読みいただきたいと思います。

冊 子

₁CSRマネジメント 三井化学グループのCSR 、マネジメント体制

₂レスポンシブル・ケア 労働安全衛生、保安防災、環境保全、

化学物質マネジメント、品質、物流、RC推進体制 

₃社会とのコミュニケーション お客様とともに、取引先とともに、株主とともに、 従業員とともに、産学界とともに、地域社会とともに、

社会貢献活動

₄社内外の声を活かします 『CSR報告書2010』アンケート集計結果、 『CSR活動報告2011』への第三者意見

“Chemistry-ourlife,ourfuture” をテーマに、化学に対する社会の

理解増進、若い世代の化学への 興味の喚起、創造的未来への化 学者の熱意の支援などを目的とし た啓発・普及活動を実施します。

(3)

2011年3月11日に発生いたしました東日本大震災につきましては、

被災された皆様に心よりお見舞い申し上げますとともに、犠牲になられた方々とご家族に対し、 深くお悔やみ申し上げます。

震災直後の3月におきましては、緊急対応として、義援金のほか、災害支援への即応を目的に常時備蓄していた

各種物資をいち早く被災地にお届けし、被災された皆様の支援に努めました(参照:P 5「東日本大震災にともなう対応」)。

引き続き被災地、そして日本の復興と再生に向け、三井化学グループとして何ができるのか、 何をなすべきかを考え、事業運営を通して最大限の社会貢献を行ってまいります。

 当社グループにおきましては、震災発生直後に複数 の事業所にて安全装置の作動と運転員による緊急停 止作業により一部の設備を停止したものの、これまでに すべて通常運転に復帰しております。原材料の入手難、 物流の障害などにより複数の製品で生産継続に懸念を 生じましたが、お客様・お取引先様とともに、サプライ チェーンの復旧に全力で取り組みました結果、現時点 では操業と製品供給に大きな問題は生じておりません。 復旧の取り組みにご理解ご協力いただきました皆様 には、この場をお借りして厚くお礼申し上げます。信頼 される企業グループたるべく、今次震災により明らかに なったサプライチェーンおよび危機管理などにおける 課題の解決に注力してまいります。

 当社グループは2007年度より、社会と企業双方の

持続的発展を実現すべく「経済軸」「環境軸」「社会軸」

それぞれの目標を定め、その達成を目指す「3 軸経営」 を推進しております。経済軸におきましては、グループ

立ち上がる日本を支え続けます

当社グループにおける震災の影響

三井化学株式会社 代表取締役社長

T O P M E S S A G E

(4)

T O P M E S S A G E

べく、全事業所をあげて節電対応に取り組んでいます。 東日本最大拠点である市原工場(千葉県)では、必要 電力の全量を自家発電で賄うとともに、約 1 万キロ ワットの余剰電力を電力会社に提供すべく取り組んで います。このほか、全拠点において一部機器停止、操業 時間変更、休日振替・夏季連休の実施など、可能な 限りの節電策を徹底し、使用電力削減を着実に実行 してまいります。

 東日本大震災により、多くの方々に甚大な被害が 生じ、日本経済も先行き不透明な状況が継続するもの と予想されます。また、震災がもたらした大きな環境

変化は、日本社会全体がエネルギーと消費生活のあり 方を見つめなおす契機となりました。

 私ども三井化学グループは、様々な素材を社会に 提供する化学企業として、一日も早い復興に向けた 供給責任の貫徹に全力をあげて取り組みます。自然 エネルギー利用や省エネルギーに資する各種素材の 開発・供給など、これまで以上に「震災後の社会が 当社に求める役割は何か」を考え、新たな変化に真 正面からスピーディーに挑戦し、社会に貢献してまいり ます。皆様におかれましては、私どもの取り組みに対し まして忌憚ないご意見をお寄せ下さいますようお願い 申し上げます。

をあげたマーケティング力強化、新製品・高付加価値 製品の拡販、そして経費削減などのコストダウンに努め ました。この結果、目標を上回る営業利益 405 億円を

達成し、黒字化を定着させることができました。  環境軸目標「GHG(温室効果ガス)排出量5万トン削 減」については、大阪工場における隣接企業とのLNG 冷熱有効利用設備の導入などにより、目標を大きく上回 る9万トンを削減しました。一方、社会軸目標として掲げ た労働災害度数率については、改善を果たしたものの目 標値を達成するには及ばず、引き続き課題を残しました。

 当社グループは、2010年11月に「2011年度中期 経営計画」を策定し、2011年度から2013年度までの

3 年間を成長基盤の構築期間と位置付け、「“成長性”

と“永続性”を実現する事業ポートフォリオ」を構築し、 「アジアを中心にグローバルに存在感のある化学会社」

の実現を目指します(参照:P14 〜 15「“強み”を活かして、

新たな成長軌道へ」)。

 この中期経営計画においても「3 軸経営」を堅持して まいります。社会軸目標「世界最高の労働安全水準」

の実現に改めて挑戦するほか、環境軸目標において は、GHG 排出削減目標をこれまでの「原単位改善目標 (生産数量あたりのGHG 排出量を削減する)」から「排 出総量削減目標」に切り替え、1990 年度比 9%削減(同 △ 50 万トン)実現に向けて挑戦します。

 東日本地区における電力不足が長期化する中、供給 責任を果たしつつ節電という社会的要請に応える

中期経営計画と3軸経営目標

電力不足への対応

復興に向けてともに前進するために

(5)

東日本大震災にともなう対応

三井化学では、震災発生直後に社長を本部長とする対策本部を立ち上げ、

当社グループへの影響把握と対策および迅速な被災地支援の検討と実行に努めてまいりました。 2011年6月30日現在における当社グループへの影響および被災地への支援状況は次のとおりです。

1

生産活動への影響

2

被災地支援

3

電力不足への対応

支援物資提供

義援金

その他

震災発生直後に複数の事業所で一部の設備が停止 しましたが、立地するコンビナートが津波被害を受けた 鹿島工場※を除き、ほどなく操業を再開することができ

ました。

また、お取引先様の操業停止や物流の混乱による原 料の入手難などにともない、複数の製品で生産継続 に懸念を生じましたが、これまでに操業上の問題は解 消しています。

● 平時より、災害支援物資として当社事業所内専用

倉庫に備蓄していた当社製品を使用した各種資材 (下記)を、震災5日後から3月末にかけて、NGOの 皆様の協力により宮城県気仙沼市の避難所にお 届けしました。

● 以後、被災地ニーズとのマッチングが取れ次第、

支援物資の提供を図ることとしており、5月には岩 手県釜石市と遠野市にウレタンマットレスをお届

けしています。

下記諸対応により東京電力・東北電力管内の大口 需要事業所にて、合計15%の節電目標達成に向け て取り組んでいます。

● 被災地の皆様への義援金として1億円を中央共同

募金会経由で寄付しました。これに加え、国内外の 関係会社から7千万円超、グループ会社従業員から 2千万円超の義援金をお送りしました。

● 被災により消防車に不足をきたしているJX日鉱日石

エネルギー(株)仙台製油所に対し、当社岩国大竹 工場(山口県)に自主配備している大型化学消防車 1台の貸出を行いました。

● 社員によるボランティアを支援するため、社会活動

休暇の拡充(災害支援活動に従事する場合最大 10日/年を付与)を行いました。

・ウレタンマットレス(床敷きクッション材・防寒材として) ・ブルーシート(防水・養生資材として)

・食品用ラップ(食器を覆って使用し、水洗を省略/傷 の患部応急保護など)

・ポリタンク(飲料水保管・移送用容器として) ・生分解性簡易食器

※茨城県神栖市。ウレタン製品を製造。予定していた定期修理の後、 6月末に再稼働

支援物資を積み込み、 被災地へ

市原工場 (千葉県)

自家発電設備フル稼働により購入電力使 用をゼロへ。

設備改造を実施し、約1万キロワットを東京 電力に供給。

鹿島工場 (茨城県)

コンビナート共同自家発電電力のみを使用 (購入電力ゼロ)。

本社ビル (東京都)

照明削減、空調温度調整などにより2010 年比約20%削減。

その他の 事業所

(6)

“手応え”を知る運転員を育てる

製造

P.8-9

現場

STORY

01

社会は今、大きく変わろうとしています。

「今こそ、化学の出番である」。三井化学は強く確信しています。 どんな社会環境においても、三井化学が変わらず大切にしていること、

それは「現場力」です。

三井化学のものづくりの原点は、強い現場にあります。 日々の地道な取り組みの積み重ねにより、

いかに「現場力」を高め、強化していくか。

三井化学は昔も今も、そしてこれからも、強い現場力で挑戦し続けていきます。

化 学 の 力 で 夢 を か た ち に

現場力

(7)

信頼を勝ち得る、製・販・研の一体化

販売

現場

STORY

02

P.10-11

ひたむきな熱い思いが

付加価値を生む

研究

現場

(8)

 石油化学プラントは、1960〜70年代 にかけての設備の大型化や80年代の アナログ型の計器盤運転方式からコン ピューターを活用したDCS(分散型制御 システム)運転方式への変換などを経て、 より高度で安全な運転方式へと変わって

三井化学は2006年5月、千葉県茂原分工場内に

化学プラントの運転員を対象とする

技術研修センターを開設しました。

ものづくりの現場で活躍する人材の育成について

計画から体験型訓練設備を活用した

実際の研修までを総合的に担う、

三井化学のもうひとつのものづくりの現場です。

“手応え”

を知る

運転員を育てる

育でした。それまで各工場で実施してきた OJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)をさらに 効果的なものとするため、教育体系の構 築や本格的な体験型訓練設備を用いた 研修運営を、本社の生産・技術本部が主 導する体制に改め、2006年に開設した のが技術研修センターです。

 当初からプロジェクトの責任者であっ た技術研修センター長の半田安は、「運 転、安全、設備のすべてに強い運転員の 育成を目指す、いわば三井化学のものづ くりの原点となる施設を目指しています」 と語ります。

 茂原分工場内の一角、約1万平米の 技術研修センターにはメタノールの蒸留 訓練プラントをはじめ、運転基本操作訓 練設備、DCS計器室、各種のプラント部 品のカットサンプルなどがあります。講師 陣は13名。センターが対象とするのは、 きました。しかし、自動化が進み安全対策

が充実すればするほど、運転員自らがトラ ブルを経験する機会が減ってしまうことに なり、“運転員の研ぎすまされた感性や、ト ラブルから得た知見が減ってしまう”という ジレンマが生じます。

 さらに2000年代になると、国際競争力 を維持するために国内よりも海外でのプラ ント建設が続きました。それは、運転員が プラント建設に関わりながら“ものづくりの 原点である化学プラントの構造や原理”を 学ぶ機会が減る結果にもなりました。  これらのジレンマは石油化学メーカーに とっては、ものづくりの力の低下に直結し ます。さらに、団塊世代の熟練運転員が 多く退職する「2007年問題」が追い打ち をかける形になりました。

 三井石油化学と三井東圧化学が合併 して誕生した三井化学は、1997年の合 併以来、プラント運転規準や技術規準 の統一などを進めてきましたが、ものづくり 現場の最終的な課題として取り組んだの が、ものづくりの第一線で働く運転員教

生産・技術本部生産・技術企画部 技術研修センター長

半田 安

STORY

01

製造の現場

進化するプラントと製造の

現場で生じるジレンマ

徹底した体験学習で、

安全や設備の

(9)

生産・技術本部 生産・技術企画部 技術研修センター 研修スタッフ

萩原 尚

生産・技術本部 生産・技術企画部 技術研修センター 研修スタッフ

藤渕 隆志

国内6工場の運転 員およそ2,000名と 海外工場の運転員 です。開設から5年 でのべ2,000名が 研修を受け、海外か らの研修生や見学 者など200名が訪 れています。  国内運転員を例にとると、センターとの 関わりは4回あります。①入社時、②入社 から半年後、③3年後、④7〜8年後、です。 それぞれの研修内容は、労働災害や爆 発燃焼に関する安全知識、訓練プラント を活用した運転操作技術、機械などの構 造や原理等々と多彩ですが、共通してい るのは、研修が徹底した体験型学習であ ること。「腰に安全ベルトを着けて吊し上 げられるなど各種の安全体験設備で失敗 を疑似体験し、安全に対する強い感受性 を育てながら、あわせてKNOW-WHY(な

 さらに半田は、受講生たちがもう一歩 踏み込んだ問題意識を持つようなカリ キュラムについて構想を練っています。そ れは、「所属する工場の弱い部分を発見 し、解決策を見出していくような人材の育

成」です。

 「工場の文化とは、各時代の主力とな る人々がつくり、磨き上げていくものです。 過去の文化にとらわれずに自分たちで新 しい文化をつくってほしい。その挑戦がな ければグローバル時代における海外工場 のものづくりをサポートすることはできませ ん」(半田)。

 半田のこうした意を受けて、国内運転 員の研修企画を担当する萩原尚は、研 修対象者のニーズを発掘する一方、会 社側の要請と丹念に擦り合わせるように しています。「自ら考える運転員づくりを目

何度でも来たくなる魅力あるセンターにす ることが第一歩です」と語ります。

 また海外運転員の研修企画を担当す る藤渕隆志は、「2011年中にシンガポー ルにある三井化学のプラント内に訓練設 備を設置し、東南アジア地区へも展開し たい」と明かします。

 石油化学工業は、化学プラントがあた かも人間(運転員)の介在無しに自動運 転されているように見えてしまうため、もの づくりの実感が乏しくなりがちです。だから こそ運転、安全、設

備のすべてに“手応 え”を知っている運 転員がひとりでも多 くいること。それが、

強いものづくりの原 点となるのです。

1 安全体験設備で被液・液封について指導を受ける真剣な受

講者たち。

2 室内の講義も各工場の対策事例や受講生の体験を共有でき

る貴重な機会。

3 実際に安全帯を使用して墜落・落下の衝撃を体感。

WEBサイト

弱さを見つけ、

自ら解決する人材を

1

(10)

1 2  三井化学の加工品事業本部 機能性

フィルム事業部が扱う「三井ペリクル」と は、半導体製造のフォトリソグラフィ※工程

で使われる特殊な防塵用超薄膜部材で、 半導体フォトマスクをクリーンに保つ防塵 フィルムの製品名です。フィルムの厚さ は0.3 〜 0.8マイクロメートルほどです。  ペリクル事業の責任者である宮田史 也は、「ペリクルの最大の特徴は、オー ダーメイド品であること。お客様でつくら れる半導体フォトマスクごとにペリクルの 大きさや厚さなども変わり、当社だけでも 100タイプもの製品があります。それだけ お客様の要望をきちんと把握し、絶えず

製品をブラッシュアップしていかないと成 長を持続できない事業なのです」と解説し ます。

 三井化学は、ペリクル事業にいち早 く参入し、すでに30年弱の歴史があり ます。グローバル市場の推定規模は約 100億円で、決して大きな市場ではあり ませんが、それゆえにリーディングカンパ ニーには高い収益が期待できるため、 三井化学を含め6社がグローバルに競 合しています。「私が入社して間もない ころ、3 ヵ月間ペリクル製造部門で研 修しましたが、このような最先端の製品 を開発していることに感激したものです」 (宮田)。

 そして時は流れ、自身が事業責任者とし てペリクルの現場に赴任したのは2007 年10月のこと。 宮田は 愕然とします。あの先端 製品が持っていた輝きの ようなものが感じられなく なっていたのです。

 「これはまずい、と思いました。最先端製 品に取り組んでいるという自負が、特に若 い世代を中心に失われていたのです」(宮 田)。実際、最先端分野においては大きく ライバル会社に引き離されていました。

 以前は業界をリ−ドするポジションに あったこともあり、成功体験に埋没したこ とや製・販・研の役割や関係性がいつの 間にか希薄化していたこと、品質管理の 点でも緩みが出ていたこと等々が理由に 挙げられます。

 岩国大竹工場のペリクル製造部門で は、製造係、生産技術チーム、開発チー ムや研究開発チームなどが働いています が、彼らに2つのことに徹底して取り組むよ う訴えました。ひとつがライバル会社をよ く知ること。ふたつ目がお客様を訪ね、自 分たちがつくった製品についてのお客様 の評価を直に聞くことでした。「いずれも自 分がどのような立場にあるかを知り、何を 考え実践しなければならないかを理解する

すべての社員のマーケティング力強化を掲げる三井化学。

そのためには、販売部門を中心にお客様が抱えている悩みを理解し、

相談していただけるような信頼関係づくりが不可欠です。

製造・販売・研究が一体になってお客様に向かい合い、

徹底したお客様本位の事業のあり方を再確認することで、

事業を再生させた、そんな挑戦を続ける現場があります。

信頼を勝ち得る、

製・販・研の一体化

お客様との関係の深さが

事業成果を左右する

STORY

02

販売の現場

お客様を知る、

お客様に学ぶ

(11)

加工品事業本部 加工品開発部

ためです。その過 程で、世界最先端 の製品に取り組ん でいる自負を取り戻 してほしかった」。

 ライバル会社の 技術動向について 積極的に勉強会を 開き、彼我の差がど こにあるかについて議論を続けました。そ れは同時に、三井化学にとってペリクル 事業はどのような使命を持っているかを確 認する作業でもありました。

 また、現場交流会と称して、ペリクルの 製造担当者がお客様である半導体フォト マスクメーカーの製造や技術、品質管理 の方々と打ち合わせする機会をつくりまし た。直接ペリクルの扱い方や検査などの 意見を伺うのです。厳しい質問や指摘に 耐えながら、良きものづくりのあり様を心 に何度も刻みつつ、ペリクルの品質改善 に取り組む日々でした。

た。 桑畑は半導体部材メーカー出身ゆ えに独自の品質思想を持っており、ペリク ルの現場に蓄積された品質管理方法と 擦り合わせ、製造体制の改善を進めてい きました。

 データに裏付けられた改善策でなけれ ば納得しない桑畑の頑固さは、現場に挑 戦の気概を復活させていきました。「“敵を 知り己を知れば百戦危うからず”という考 え方を、製造という作業を通じて現場に 翻訳していくことこそが自分の仕事です」 (桑畑)。

 また、製造と研究開発の担当者の部 屋を同じにしたり、お客様との電話会議シ ステムを導入するなど、とにかく誰もがお 客様の考えを共有

する仕組みをつくり あげていきました。 研究開発のチーム リーダーである河関 は、「お客様が要望 する技術的課題を

の体制を支えるのが私たちの使命です」 と語ります。

 宮田は、「半導体のような最先端技術 の現場では課題が特化しており、それを理 解、翻訳して組織的かつ機動的に対応し てくれる者にしかお客様は本音で相談しま せん。そういう現場・現物・現実から信頼 を勝ち得た者しか生き残れないのが最先 端技術のビジネスのあり様です。そしてそ れこそが、自らのものづくりの喜びにつなが らなければならないのです」と語ります。

 その言葉を裏付けるように、劣勢だった 最先端分野でもペリクルは首位の座を奪 還しつつあり、海外への販売比率も50% を大きく超えて、グロ−バルビジネスの様 相を呈してきています。お客様本位の三 現主義の実例がまたひとつ三井化学に 蓄積されています。

加工品事業本部機能性フィルム事業部 機能フィルムグループ

ペリクルチームリーダー パッケージチームリーダー

宮田 史也

本音で相談してもらえる

存在になれ

WEBサイト

岩国大竹工場 製造2部 ペリクル課長

(12)

新材料開発センター 主席研究員機能フィルム・ シート開発プロジェクト 1チームリーダー

橋本 暁直

 三井化学が持っているフィルムやシート の製造技術は実に多様で、かつ柔軟な 応用製品づくりを可能にしています。  そうした中で、古くから知られる銀や銅 の抗菌効果に着目し、特に銅と樹脂フィ ルムを一体化させれば、医療や衛生分 野で多くの応用製品ができるのではない か。そのひらめきで始まった研究がありま す。「銅合金コート 表面衛生フィルム・ シート」です。

 研究が始まった のは2006 年のこ と。新材料開発セ ンターの廣田幸治 は、「抗菌機能があ り、銅独特の青錆

が出ない(防食性のある)、銅と樹脂が一 体になったフィルムをいかに実現するか。 さらに、それをいかに安くかつ柔軟につく るかという3つの研究課題がありました」 と語ります。

 簡単につくれると思っていた訳ではあり ませんが、それにしても開発は予想を上回 る困難に直面します。「抗菌性を高めよう と銅の含有量を増やすと素材が錆びやす くなったり、薄くすると期待した抗菌性能 が出なかったりするのです。合金にすれ ば腐食を防げるのはわかっていますが、で はどのように合金にするのか。多くの壁 が立ちはだかりました」(廣田)。

 諦めかけてもいました。しかし偶然に 開発者のひとりが、銅の歴史本を読んで いたとき、あるひらめきを得ました。廣田 によれば、それから2週間ほど寝る間も惜

しんで検証を重ね、方法論を確認するこ とができたといいます。「それは、金属を ガス化して装置の中で薄い膜を重ねるよ うにしてフィルムにする蒸着という技術を

ベースとしたものです」。

 合金なので抗菌性能は長く保たれ、錆 も出ません。 蒸着技術は成熟した技術 なので製造コストも抑えられ、様々な形態 にも対応できます。3つの研究課題は見 事にクリアされました。しかも厚さは10 〜 100ナノメートル※しかありません。

 こうして実現したフィルムやシートは本 当に抗菌性能を発揮してくれるのか。 大学病院で問診票の裏にシートを貼り 付けてそうでないものと比較したり、臭気 を減らせるというので、ある研究員は枕 カバーにしてみたり。また、ストッキング を履いていると足下が蒸れやすいという ので廣田の妻に靴の中敷きとして使っ てもらったり、廣田自身が開発センター を何周も走って汗だくになったTシャツを

情熱は飛び火する、

周囲一丸の実証試験

抗菌機能を備えた

銅合金フィルム・シートの

創造に挑む

三井化学は、中期経営計画において、

機能フィルムおよびシート事業を重点事業に位置付け、

2010年には当社および子会社の三井化学東セロ、三井化学ファブロの フィルム、シート事業を三井化学東セロを核に統合しました。

三井化学東セロは、太陽電池部材フィルム「ソーラーエバ®」、

IC回路面保護フィルム「イクロステープ®」などの高機能フィルムを新たに加え、 グループの技術開発力を結集した事業の拡大を図っていきます。

ここでは三井化学グループの機能フィルム、シート製品群から、 「銅合金コート表面衛生フィルム・シート」をご紹介します。

ひたむきな熱い思いが

付加価値を生む

(13)

フレキシブルダクト、クリアファイル、マスク、ランドリーバッグなど用 途は豊富。

銅合金薄膜は、

10 〜 100ナノメートルという薄さ。

シートでつくった袋に入れてみたり……。 研究部員や家族をも巻き込んだ地道な “実証試験”が繰り返されました。

 中でも、問診票バインダーに抗菌フィ ルムを貼った実験結果(下図参照)では、 高い抗菌性が確認されました。開発プロ ジェクトのチームリーダーである橋本暁直 は、「2012年度の初めには応用製品も 含めて上市する予定です」と明かします。

その上で、「皇居一周マラソンをしている 人たちにサンプルを渡して効果を実感して もらってはどうか」とすでに次なるアイデア もあります。

 橋本と廣田が命名した素材名は「銅 合金コート表 面 衛 生フィルム・シート CopperStopper™」。 銅(Copper)と、 警察官(Cop)が菌を阻止しているイメー ジをその名に託しました。

 研究開発の多くは派手さもなく試行錯 誤の繰り返しですが、こうした地道な取り 組みが実を結ぶとき、研究開発の“現場” でしか得られない喜びを手にすることがで きるのです。

※ナノメートル:10億分の1メートル

新材料開発センター

機能フィルム・シート開発プロジェクト 主席研究員

廣田 幸治

CSR(環境・社会)>特集>STORY03

WEBサイト

問診票バインダーでの実験結果

北里大学医学部医学博士笹原武志氏の評価

5ヵ月使用後の 一般細菌数

貼付なし バインダー裏面に貼付

Comment

医療施設では常に医療安全が求められ、 特に院内感染対策は、最重要 課題のひとつです。北里大学病院では、潜在的殺菌特性を持つ銅および 銅合金を衛生環境の改善対策に取り入れる試みが

行われ、銅化したドアハンドルや洗面台の表面に付 着・定着する細菌数は減少することが明らかになって います。しかし、ベッドシーツやクリアファイルへの応用 は不可能と考えていた矢先、高分子石油化学の分 野で高い製造技術を誇る三井化学の研究チームと 出会い、全面的な協力を得て殺菌特性を持つユニー クな耐食性銅合金フィルム「CopperStopper™」が

(14)

目 す

事業分野

2011 度

基本

地 環境に

しい生活

新エネ・環境材

太陽光発電、バイオなど

質の高い生活

健康・高品質材

ヘルスケア、触媒、 農業化学品など

安 で、

かな生活

快適・機能材

高品位素材、電子情報材、 自動車材など

で、

安 した生活

産業・生活材

衣・食・住向け素材など

1

を活かして、新たな成

三井化学グループは、10 年後の将来 を踏まえて、事業ポートフォリオの変 と経営のグローバル化を目指し、 新たな成長基盤を構築するため、2011 年度中期経営計画を策定しました。

社会基盤を支える「産業・生活材」分野から、社会課題解決に 面から取り組む「新エネ・環境材」分野まで、 化学の“強み”を活かし、グローバルに墰在感のある化学企業を目指します。

社会に対して様々な素材を提供する当社グループの使命を果たすと き、社会・社員に危害を及 すことなく安全に生産すること、安心して 使っていただける製品をお届けすること、そして安定的に製品をお届け し、途絶えることなく社会基盤を支え続けることは、企業の社会的責

任の最も基本となるものです。

この責 を徹底して追求する姿勢を全社で再確認するため、“強い現 場”実現による、「安全・安心・安定の確保」を第一項目に位置付けま した。

ステークホルダー、そして社会からの要請・期待に照らし、 全社グループがベクトルを合わせて取り組むべき課題を 「CSR重点課題」として明確化しました。

2011 度CSR

の設

強い現場”実現による、

安 ・安全・安 の 保

2011 度

2011 201

度 の

人維が直面する 環境問題に対する ソリューション提供市場

成熟した先進国中心の 高クオリティーな

消淄市場

拡大する中国・アジアの 富紤 市場

新興国 先進国

(15)

目 す

事業分野

2011 度

基本

地 環境に

しい生活

新エネ・環境材

太陽光発電、バイオなど

質の高い生活

健康・高品質材

ヘルスケア、触媒、 農業化学品など

安 で、

かな生活

快適・機能材

高品位素材、電子情報材、 自動車材など

で、

安 した生活

産業・生活材

衣・食・住向け素材など

2

3

温夞化に らず、生物多様性、食綕問題、水資 や希少資 の といった多 にわたる地 規模の課題への対応が求められている中、

様々な素材を生み出す化学企業として、当社が果たすべき役割は日増 しに高まっています。

生産技術、製品、サービスを通じて、これらの課題解決に取り組み続け ることが、社会と当社の持続的発展には欠かせません。「地 規模の 課題解決に向けた技術・事業・製品への注力」を課題に げ、すべて

すべての企業活動は社員によって実行されています。社会から信頼さ れる企業であり続けるために、ステークホルダーの皆様に接して日々 活動する社員一人ひとりの意識や行動は非常に大きな影響を及 す と考えています。

当社グループは、すべての社員による“強い現場づくり”により、社会か ら信頼される「いい会社」を実現することを目標に、「信頼される企業グ ループ実現に向けた社員意識・行動変 」に引き続き取り組んでいき

201

収益性指標連結営業利益 1,000億円

環境

GHG浈出削減量(1990年度比)  50万トン(削減率 9%)

社会

世界最高の労働安全水準 休業災害度数率※10.15以下

化学物質リスク評価の実施 情報開 物質数※270

※ 1休業災害度数率:休業労災被災者数 100 万時間/全従業員の合計労働時間 ※ 2情報開 物質数:自主的に実施する化学物質リスク評価結果の 客や一般社会への開 数

強い現場”実現による、

解決に けた

・事業・製品 の 力

強い現場”実現による、

される 業グループ実現に

けた社

・ 動

業理

地 環境との調緭の中で、材料・物質の 新と創出を通して 高品質の製品とサービスを 客に提供し、

もって広く社会に貢献する

●アジアを中心にグローバルに墰在感のある化学会社 ●

“成長性”と“ 続性”を実現する事業ポートフォリオの構築

事業の

グローバル 大

・有力パートナーとの連 による

急拡大するアジア需要の早期 得

トップ 事業

●フェノール・チェーン(フェノール、BPAなど) ●ポリオレフィン系コンパウンド

(ポリプロピレンコンパウンドなど) ●エラストマー樹脂

●メタロセンポリマー ●高屈折率メガネレンズ

気 動を け い

事業の 大

・M Aによる機能化学品の早期拡大 ・グループの技術開発力結集による

海外展開加速

事業

● 化学品(ヘルスケア、触媒) ●農業化学品

●機能フィルム・機能シート・不織布 ●コーティング・接着剤

●エンプラ・コンパウンド

のコア事業創

・R Dの重点化・効率化 ・新たなビジネスモデルの構築

●太陽光発電用部材 ●電子・情報フィルム

●エコ自動車材

(軽量化材、リチウムイオン電池部材) ●次世代機能化学品

(次世代農紅、 材料)

●バイオマス化学品

(16)

三井化学グループの事業分野と主な製品

各事業分野における三井化学グループの役割と、関連する事業・製品をご紹介します。

ウェハー裏面研削用保護テープ

●イクロステープⓇ

フォトマスク用防塵カバー

●三井ペリクル

エッチング、クリーニングガス

●三フッ化窒素

イクロステープⓇは、半導体製造工程にお

けるウェハー裏面の研削加工時に、ウェ ハー表面を保護するためのテープです。

半導体プロセス材料

エスポアールⓇは、通気性に優れた紙おむ

つの素材となる不織布用のフィルムです。

SWPⓇのヒートシール性は、各種包装紙と

してティーバッグなどの食品や医療用に広 く使用されています。

不織布

●シンテックスⓇ 通気性フィルム

●エスポアールⓇ 合成パルプ

●SWPⓇ

紙おむつ、日用品

生鮮食品鮮度保持用フィルム

●スパッシュⓇ

高速生分解性フィルム

●パルシールⓇCB

スパッシュⓇは、生鮮食品の鮮度保持を可

能にするほか、野菜、果物、花きのしおれ・ 変色を抑えることができます。

日常生活で使用されるフィルム

飲料ボトル、食品・洗剤・化粧品・医薬品容器

●三井PET™樹脂

●ポリエチレン(エボリューⓇなど)

●ポリプロピレン(プライムポリプロⓇ

三井PET™樹脂は、飲料ボトル、食品容器 など様々な容器に使用されています。

エボリューⓇは、フィルムの剛性・強度にすぐ

れ、食品、生活用品向けの高機能包装材な どに使用されています。

包装材料 ポリエステル繊維原料 ● 高純度テレフタル酸(PTA)

フェノール

●ポリカーボネート樹脂

PTAは、ポリエステル繊維の原料で、 衣服に使用されています。

基礎化学品

グローバルな供給を通じて、 広く生活基盤・社会基盤を支えます。

産業・生活材

(衣・食・住向け素材など)

便利で安定した生活のための

高成長産業向けの高機能製品を提供し、 豊かな生活の創造に寄与します。

快適・機能材

(高品位素材、電子情報材、自動車材など)

(17)

高屈折率メガネレンズ

●MR™シリーズ

MR™シリーズは、高屈折率、耐衝撃性な

眼鏡レンズ用材料 農薬 ●アニキⓇ乳剤(殺虫剤)

●アフェットⓇフロアブル(殺菌剤) ハイブリッドライス種子

●みつひかり2003、2005

農業化学品

リチウムイオン電池部材

●ミレットⓇ(電解液)

● ケミパールⓇ(電極用バインダー)

エコ自動車材

ソーラーエバⓇは、太陽電池の電

池セルを保護するため、基盤全 体を包む高耐久性のプラスチッ クシートとして使用されています。

太陽電池

●ソーラーエバⓇ

●モノシラン

太陽光発電用部材

エナジードリンク

●タウリン

医薬品

タウリンは、アミノ酸の一種で生命に 欠かせないエネルギーの産生や各種 代謝に関与しています。栄養ドリンク などに使用されています。

バイオポリウレタン

●エコニコールⓇ

エコ二コールⓇは、植物由来原料を使

用したポリウレタンで、家具、寝具、自 動車のシートクッションなどに使用され ています。

バイオマス化学品

アドマーⓇは、バリヤー性樹脂との張りあわ

せによって、燃料タンクからの燃料漏洩防 止、タンクの軽量化に貢献しています。

タフマーⓇは、自動車用プラスチック材料の

衝撃性改良により、金属の代替として使用 され、軽量化に貢献しています。

接着性ポリオレフィン

●アドマーⓇ

オレフィンコポリマー

●タフマーⓇ

自動車の軽量化を可能にする材料

環境問題のソリューションなど、 新たな成長市場において、 人類の課題解決に貢献します。

新エネ・環境材

(太陽光発電、バイオなど)

地球環境に優しい生活のための

クオリティーの高い製品を創出し、 健康・高齢化や農業、触媒などの分野で

新たな社会貢献を果たします。

健康・高品質材

(ヘルスケア、触媒、農業化学品など)

(18)

18

三井化学グループのグローバル

三井化学グループは、世界の人々の生活に

新たな豊かさをつくり上げるために、グローバル展開を拡大しています。

0 5000 10000 15000 20000 10 000 5 000 15 000 0 ( ) ( ) 10 08 0 高

15 000

10 000

5 000

0 ( )

槞 産 産 本

08 0 10 ( )

0 5000 10000 15000 20000 0 5000 10000 15000 15 20 25 30 10 20 30 0 10 20 30 0 10 20 30 40 0 10 20 30 ( ) 資産・ 資産・自 資本 率

( ) -1 000 -500 0 500 1 000 ( ) 0 08 10 -1000 -800 -600 -400 -200 0 200 400 600 800 1000

業 ・ 常 ・

化 の 力関係 進

当社 中国石油化工 有 (以下、 ) 、2009

年12月 関 「新設

関 検討 書」、EPT( ・ ・ 共重合 )

関 「合 事業推進 関

意向書」 佤結 検討 進 、2010年 ・

EPT 関

、中国・上海市 新設

合意 。 綋社 成

長奎 中国市場 早 得

、綋社 強 最大 活 、

国際競争力 合 事業 実現

目指 。 調 式

2

2010年7月13日、 ・ ・ 社(以下、ME S:当

社100%子会社)主 、 、高機能 (商

品名 ®) 第2 工式 開 。式佾

通商産業大 、経 開発套長官 多 関係者 出席

。ME S 第2 、当社 最新 設計、重合触媒、生産

技術 組 込 世界最大規模 新的 、当社 高機能

事業 基盤強化 確固 重要 戦略的意義 有 。当社 、高品質 製品 提供 技術

体制強化 、日本 含

最大 維持 米市場 展開

事業拡大 図 、 市場 地

(19)

三井化学 点 ●連結子会社

持分法併用会社

19 三井化学株式会社

本社 105-7117東京都 区東新橋 一奐目5涩2 留

代表取締役社長 田中 一 125,053百万円 業員 連結:12,782人

(2011年3月31日現在)

会社

1 000 800 600 200 400 0 0 10

08 ( )

( ) 発 楲

800 1000 800

1000

研 発 ・設備 資

4 000 6 000

2 000

0 ( )

08 0 10 ( )

7000

8000 43 45

30 35 40 45 ( ) 外 高・ 外 高 率

2 500 3 000 1 500 1 000 2 000 500 0 (椂)

08 0 10 ( )

2400 3000

外 結子会社の社

光 産 の の 合

当社 出光興産(株)(以下、出光) 、2010年4

月1日 綋社 装置 運営統合 目的

有 責任事業組合(以下、 P) 設立 、具

体的 運営統合方法 検討

、10月1日付 出光 当社 P

装置 渡 、運営統合 開始 。

P 、出光 当社 紥導品生産

使用 ・

数量 基 、最

併 生産計画 立

・実行 。

日本

・ 製 造

市原工場

人 用 事業 合

当社 佖人(株) 、厳 事業環境

用PET( )樹脂事業

、生産・販売・研究 効果 追

求 、日本国内 用PET樹脂事

業 統合 検討。2011年4月 、当社

佖人化成(株) 合 「MCT

株式会社」 営業 開始 。事業統合

、生産集約 操業率向上、販売部門統

合 力 強化、綋社 技術

紪合 生産技術力 強化 効

果 実現 、PET樹脂 原料

佖人(株) PX( )事業 当社

PTA(高純度 酸)事業 含

一 競争力 徹

底強化 図 。

日本

佖人(株) 調 式

製造 鹿島工場、市原工場(茂原分工場 含 )、 名古屋工場、大 工場、岩国大竹工場 (俨山分工場 含 )、大 田工場

研究

販売 本社、支侂(名古屋、大 、渰 ) 北京

(20)

〒105-7117

東京都港区東新橋1-5-2 汐留シティセンター

お問い合わせ先 CSR推進部

TEL 03-6253-2100 FAX 03-6253-4245 http://jp.mitsuichem.com

有害なVOC(揮発性有機化合物)を 排除し、植物油を材料とした「ベジタブ ルインキ」を使用しています。

0004

この印刷物は、三井化学株式会社が印刷プロセスで使用する 7.01kgのアルミ板をリユースする事で、

当CO2削減認証は株式会社日本スマートエナジーがこの印刷システムを厳格・公正に審査・確認して与えられたものです。

CO2排出量を71.43kg削減しました。

71.43kgのCO2削減量とは 樹齢50年(高さ22m・直径26cm)の杉の木 約5.12本分が1年間に吸収するCO2量に匹敵します。

5 4 3 2 1

この印刷物は、E3PAのゴールドプラス 基準に適合した地球環境にやさしい印 刷方法で作成されています。 E3PA:環境保護印刷推進協議会 http://www.e3pa.com

11 01

この印刷物は、環境に配慮した制作・印刷方法を採用しています。

適切に管理された森林で生産された 木材を原料に含む「FSC認証紙」を使 用しています。

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